日本血液学会

日血ニュース| News
第87回日本血液学会学術集会
The 15th JSH International Symposium 2025 in Saga

造血器腫瘍を対象としたパネル検査の算定に係る要望書について

更新日時:2025年2月3日

日本血液学会 会員 各位

造血器腫瘍に対するパネル検査「ヘムサイト®」は、昨年9月に薬事承認され、本年度内の保険適用が見込まれています。
現行の固形がんに対するパネル検査では、がんゲノムプロファイリング検査(D006-19)として44,000点、がんゲノムプロファイリング評価提供料として12,000点が算定可能ですが、D006-19に関しては、DPC 制度の対象となっており、入院中のパネル検査提出が困難な状況です。

造血器腫瘍の臨床では、ときに病勢の進行が急速で、検査を入院中に実施せざるを得ない状況が生じます。また、小児の場合、入院のうえ静脈鎮静下で骨髄穿刺を実施する施設が一般的であり、骨髄液を使用した検査は、入院中に実施する必要があります。このような造血器腫瘍臨床の特殊性に鑑み、日本血液学会では、造血器腫瘍に対するパネル検査を高額薬剤と同様の出来高支払いとしていただくよう、この度厚労省に要望書を提出いたしました。詳細はこちらからご確認ください。

2025年2月3日
日本血液学会ゲノム医療委員会

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