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2018 HOA 派遣レポート 松川敏大

更新日時:2018年6月4日

この度,日本血液学科の推薦を得て,2018年3月8~10日にかけてインドネシアのバリで開催された2018 highlights of ASH(HOA)in Baliに参加させて頂きました。参加に際して多大なサポートを頂いた日本血液学会スタッフの方々,ASHスタッフの方々,また参加中に病棟や外来業務のサポートを頂いた釧路ろうさい病院スタッフの方々,HOAへの推薦を頂いた北海道大学血液内科豊嶋崇徳先生に御礼申し上げます。
リゾート地として有名なバリですが,開催前年に起こった火山噴火の影響もあり,観光客が減少している中での開催となりました。帰国便はほぼ満席でしたが,出国便の飛行機はガラガラの状態でした。
バカンス気分の観光客を横目に参加者一同は会期前日にClinical Research Trainee Dayに参加しました。名前の通り,アジア各国からのtraineeが論文の書き方や臨床研究の立案など我々traineeに向けて教育的な内容で討論や聴講をしました。アジア各国の若手医師とsmall group discussionや休憩中に交流を持つことができ有意義な体験でした。本邦ではドラッグラグや医療費など血液内科学分野においても多くの問題が山積していますが,殊,アジアに限ればまだまだ日本は羨ましいほどの医療体制や制度であることを各国医師との交流で認識しました。血液内科学分野に限らず様々な疾患に対し,様々な新規薬剤が上市されていますが,こうした国々では新規薬剤が享受できる層はごくごく一部であり,日本ではもはや“新規薬剤”とは呼べないようなリツキシマブといった薬剤であっても,国によっては全く使用できないということを聞き衝撃を受けました。
実際のHOAはTrainee Dayの翌日から2日間に渡り開催されました。前年のASH annual meetingの報告で重要な演題についてAMLやCML,リンパ腫など各分野に分けられレビューされ,その後に討論・質問という形式でした。例えばAMLでは,新規FLT3阻害薬やIDH2阻害薬などのphase1試験の結果やupdateがなされます。HOA自体は正味1日半しかありませんでしたが,血液内科分野の重要トピックが網羅され,凝集されていました。
HOA参加後,帰国してから多くの方に「焼けたね」と言われましたが,気のせいだと思われます。リゾート地での開催にも関わらず,リゾート気分を味わうことなく,朝から夕方遅くまでタイトなスケジュールで行われたため,日焼けをする時間もなかったことを申し添えておきます。水着は持参しましたが,決して,決して着ていないことも併せてお伝えいたします。
会期中,小生同様に招待された日本人traineeの先生方には忘れがたい思い出を作って頂き,ありがとうございました。個性的な面々が揃い,地域も専門も違う血液内科医がこのような形で一緒に時間を共有できたことは何物にも代え難い経験となりました。来年度以降に参加を検討されている先生方には是非とも参加をお勧めします。


        

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