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2021 HOA 参加レポート 原隆二郎

更新日時:2021年5月11日
試聴したプログラム名:AML, MDS
 
試聴したプログラムの内容:AMLにおいてはVIALE-A試験を始めとするベネトクラクスと他剤の併用療法に関する結果が多数報告されていた。MDSにおいてもベネトクラクスを2週間に減量して投与する事で血球減少が重症化する事なく治療が行えていた。
 
試聴した感想:
AMLやMDSはメチル化阻害薬やFLT3阻害薬の保険承認によって治療手段の幅は広がりましたが、これらの適応とならない症例は数多く、特に年齢や合併症により移植非適応である症例に対する新規治療薬が切望されていました。今回、ベネトクラクスを併用した化学療法によりAML、MDSともに素晴らしい治療成績が報告され、日本でも保険承認がおりたため今後この疾患の治療指針が変化していくものと思われます。
今回はコロナ渦という事で現地ではなくWeb開催を余儀なくされましたが、世界的なスペシャリストの先生方のご講演を拝聴する事ができ非常に勉強になりました。ただ各国の同世代の方々と病態や治療方針を議論する機会を得られなかったのは非常に残念でした。
最後に、このような素晴らしい機会を与えて下さったASH、日本血液学会国際委員会および事務局の方々に心より感謝申し上げます。
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