Scientific Exchange Training Program(SETP)
概要
若手医師、研究者の英語による口頭発表とディスカッションの力を磨くため、アメリカ血液学会（ASH）会長の発案で始まった教育プログラムです。
第76回学術集会から継続して開催しております。
SETPでは、特別講演およびシンポジストとしてJSH学術集会に招待されたASHのエキスパート（4名程度）にコメンテーターとして発表方法・研究内容、質問に対する応答の仕方についてコメント・指導していただきます。
ASH年次総会の様なハイレベルの国際学会で高い評価を受けられるようになることが一つの目的です。また、この発表をきっかけに、JSHとASHの学術的な交流が活発になることを期待しております。
発表者の対象は日本血液学会に所属する45歳以下の若手研究者です。
プログラムはASHのコメンテーター、JSHのモデレーター、JSHの若手プレゼンター2名で1セッションが構成され、1人につき10分発表、10～15分のフィードバックを予定しています。
プログラム
SETP 1 Malignant Lymphoma
10月14日（金曜日）9:00～10:00第4会場（福岡国際会議場4F 411・412）
- モデレーター：
- 遠西 大輔（岡山大学病院ゲノム医療総合推進センター）
- コメンテーター：
- JaneN. Winter（Robert H. Lurie Comprehensive Cancer Center, Feinberg School of Medicine, Northwestern University）
濾胞性リンパ腫におけるEZH2発現及びメチル化の免疫染色評価及びそれらが疾患予後に与える影響の解析
Epigenetic characteristics and prognosis of follicular lymphoma at Kyoto University Hospital
- プレゼンター：
- 渡邊 瑞希（京都大学医学部附属病院 血液内科）
血管免疫芽球性T細胞リンパ腫の遺伝子異常に基づく亜分類は予後と関連する
Genetic subtypes of angioimmunoblastic T-cell lymphoma are associated with distinct outcomes
- プレゼンター：
- 末原 泰人（筑波大学附属病院 血液内科）
SETP 2 Hemostasis/Thrombosis and COVID-19
10月14日（金曜日）9:00～10:00第5会場（福岡国際会議場4F 413・414）
- モデレーター：
- 森下 英理子（金沢大学医薬保健研究域保健学系病態検査学）
- コメンテーター：
- JeanMarie Connors（Harvard Medical School Brigham and Women's Hospital Dana-Farber Cancer Institute, USA）
抗CD20抗体投与歴のある血液疾患患者でのmRNAワクチンの液性免疫反応と安全性に関する観察研究
Humoral response and safety of mRNA COVID-19 vaccines in patients treated with anti-CD20 antibodies
- プレゼンター：
- 西久保 雅司（神戸市立医療センター中央市民病院血液内科）
血友病A患者由来iPS細胞のゲノム編集によるスプライシング異常の同定
Genome editing of hemophilia A patient-iPSCs identifies the mutation causing splicing abnormality
- プレゼンター：
- 平本 貴史（自治医科大学 生化学講座 病態生化学部門）
SETP 3 Multiple Myeloma
10月15日（土曜日）9:00～10:00第4会場（福岡国際会議場4F 411・412）
- モデレーター：
- 半田 寛（群馬大学）
- コメンテーター：
- BrianA. Walker（Indiana University School of Medicine, USA）
レブラミド投与骨髄腫患者でのトリプトファン代謝異常の臨床的意義と免疫細胞にあたえる影響
Aberrant tryptophan catabolism leads to unfavorable outcome in myeloma treated with lenalidomide
- プレゼンター：
- 浅野 有彩（名古屋市立大学大学院 血液・腫瘍内科学）
ドラッグリポジショニングにより見出されたアンブロキソールのオートファジー阻害を介した抗骨髄腫効果
Drug Repositioning Revealed Ambroxol Induced Myeloma Cell Death by Inhibiting Autophagy
- プレゼンター：
- 杉山 裕夢（慶應義塾大学 薬科学専攻 病態生理学）
SETP 4 Acute Myeloid Leukemia
10月15日（土曜日）9:00～10:00第5会場（福岡国際会議場4F 413・414）
- モデレーター：
- 石川 裕一（名古屋大学医学部附属病院 血液内科）
- コメンテーター：
- JeffreyW. Tyner（Knight Cancer Institute, Oregon Health & Science University, USA）
7番染色体異常を有する骨髄系腫瘍の新規治療ターゲット遺伝子
Novel Synthetic lethal targets for myeloid neoplasms with loss of chromosome 7
- プレゼンター：
- 森 美奈子（クリーブランドクリニック ラーナー研究所）
MDM2, XPO1, BCL2共阻害はベネトクラクス耐性AMLの細胞死を顕著に誘導する
The Triple Inhibition of MDM2, XPO1 and BCL-2 Profoundly Induces Cell Kill in Ven/HMA Resistant AML
- プレゼンター：
- 西田 有毅（佐賀大学 血液呼吸器腫瘍内科）