第84回日本血液学会学術集会

English

会長挨拶

第84回日本血液学会学術集会 会長
赤司 浩一
九州大学
赤司 浩一先生

 このたび、2022 年10月14日(金曜日)~16日(日曜日)の3日間、第84回日本血液学会学術集会を福岡市で開催させていただくことになりました。福岡市での開催は第68回以来、16年ぶりということになります。開催の成功に全力を尽くしたいと存じます。

 2021年12月時点で、新型コロナウイルス感染症は第5波が過ぎ小康状態ですが、今後の展開は予断を許さない状況です。第82回、第83回の学術集会を主催された宮﨑会長、張替会長は、様々な制約の中で、日本血液学会の本分を守るために健全な会の催行に力を尽くされました。我々学会員は、以前とは異なる学術集会の様子から、学会の意義とその在り方を深く考える機会を得ました。多くの方が、会員が同じ場所に集まって情報と友好を交歓することの重要性を再認識する一方で、Web開催を含む新しい情報発信の必要性も強く感じられたと思います。福岡での学術集会は、新型コロナ感染状況の行方にも依りますが、今回はその多くを「Web参加可能な現地開催」として、対面重視ハイブリッド形式で開催したいと考えています。もちろんプログラムにも工夫を凝らし、分子標的薬やゲノム医療などの最新の情報を盛り込み、状況の許す限り海外演者も積極的に招聘する予定です。

 学会ポスターの中で、朝日を背景に浮かび上がる彫像は、Carl Milles(1875-1955)の最晩年の作品「神の手」です。天来の光を求め神の手の上で悩み努力する、医療人の心を映す九州大学病院のシンボルです。我々が心血を注ぐ血液学は、本当に面白く素晴らしい医学分野です。学会員や関係者の方々全員の力で、第84回学術集会を盛り上げて頂ければ幸いです。何卒宜しくお願いいたします。

このサイトについて|Copyright © 第84回日本血液学会学術集会 All Rights Reserved.