モスネツズマブ・ポラツズマブ ベドチン併用療法の入院使用におけるDPC算定上の注意喚起

日本血液学会 会員各位

 モスネツズマブ・ポラツズマブ ベドチン併用療法を入院下で実施する場合、現行のDPC制度においては包括評価(DPC算定)の対象となり、医療機関における持ち出しが生じてしまうため、下記の通り注意喚起いたします。

  本併用療法を入院で実施した場合、現行のDPCコード体系では、ポラツズマブ ベドチンに係るDPCコードで算定されます。一方、モスネツズマブ単独投与の場合は、化学療法に係るDPCコードで算定されます。
 Day 1投与時は、ポラツズマブ ベドチンにモスネツズマブ 5 mgを併用するため、ポラツズマブ ベドチンに係るDPCコードでの算定で、持ち出しが生じない可能性が高いと考えられます。しかしながら、Day 8以降はモスネツズマブ 45 mgの投与となるため、当該投与分については医療機関の持ち出しが生じてしまいます。
 また、入院を分割(例:Day 1入院・Day 3退院、Day 8再入院)して実施した場合であっても、Day 8のモスネツズマブ投与分は化学療法に係るDPCコードで算定されるため、同様に医療機関の持ち出しが生じる可能性があります。

 この併用療法についてモスネツズマブの出来高算定が可能となるまでの間、医療機関において損失が発生するリスクがあるため、入院下での実施を計画される際には、事前にDPC上の取扱いについて貴施設の医事課(DPC担当)等へご確認くださいますようお願い申し上げます。

日本血液学会
広報委員会委員長 中島秀明
診療委員会委員長 神田善伸

 

2026年4月8日

2026年4月号NEW