第16回 研修医(初期・後期)のための血液学セミナー

ご挨拶

 日本血液学会が主催する「研修医(初期・後期)のための血液学セミナー」のご案内を申し上げます。
 日本血液学会では2008年より、若手医師、特に医師としての道を歩み始めて間もない皆さんを対象に、血液学のおもしろさを理解していただく機会を設けたいと考え、教育プログラムを開催しています。未だ専攻を決めていない研修医を中心とした先生に、現場で役立つ基本的な臨床血液学を勉強していただくと同時に、改めて血液学のおもしろさ、奥深さをお伝えしたいと考え始められたものです。血液学会として、こうした活動は血液学に興味を持つ若手医師を育てていくうえで大切なことではないかと考えています。
 2007年に研修医のための教育プログラム企画委員会を立ち上げ、2008年より15回にわたり研修医(初期・後期)の先生を主な対象とした血液学セミナーを開催してまいりました。学会会員はじめ歴代の講師の皆様のご協力もあって、大変嬉しいことに参加された若手の先生方には毎回ご好評をいただいております。
 昨年度は3年ぶりに現地集合を含めたハイブリッド開催でセミナーを実施し、多くの研修医にご参加をいただきました。2024年度の第16回「研修医(初期・後期)のための血液学セミナー」では、より多くの先生方に現地にお越しいただきつつ、引き続きオンラインでもご聴講いただけるようプログラムを検討しております。
 本プログラムでは、第一線で活躍する魅力的な講師の先生によるレクチャーや症例をベースにしたケーススタディを通して、臨床血液学の基礎を身につけていただくとともに、血液学の「おもしろさ」を感じて頂きたいと思います。また、講師と参加者との対話や参加者同士の交流を積極的に行っていただけるよう、少人数制のグループスタディも予定しています。このセミナーを通じて一人でも多くの研修医の先生に血液学への興味をお持ち頂き、参加者の中から血液を専攻する方が出てくることになれば大変な喜びに存じます。
 たくさんのご参加を心よりお待ち申し致しております。

日本血液学会 教育委員会 委員長 宮﨑泰司
教育企画委員会 委員長 滝田順子


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