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研修医のための血液学セミナーに参加して(金山 悠加 先生)

更新日時:2022年6月1日
氏名 金山悠加先生
現職 京都府立医科大学血液内科・病院助教
略歴 京都府立医科大学卒業(2013年)
京都第一赤十字病院初期研修医~血液内科専攻医
京都府立医科大学大学院医学研究科血液内科学大学院生
現在に至る
資格 血液専門医

自己紹介

医師5年目まで臨床医としてがむしゃらに働き、その後大学院で悪性リンパ腫や多発性骨髄腫に関する基礎・臨床研究を進めてきました。現在一児の新米母としても奮闘中です!

受講のきっかけ

自ら日本血液学会ホームページで調べた

メッセージ

講演の内容やレベルについて感じたこと、刺激になったことは?

初期研修医にとっては知識不足でやや難しさを感じることもありましたが、ついていけないということはなく、血液内科に進むにあたり体系的に学べるプログラムが組まれていると思います。また、一方向のセミナーではなくグループセッションがあり、他施設の近い学年の先生のご意見が聞けることが刺激になりました。

講演者から受けた刺激、印象などは?

先生方が非常に気さくに話しかけてくださって、仕事や進路の悩みなど様々なお話しをすることが出来たのが印象深かったです。

研修医への受講の勧めや、受講の準備や勉強法などのアドバイスを!

血液内科は難しいと考える人が多いと思いますが、このセミナーは非常に丁寧で頭が整理されるので、勉強したいけど出来ていない、わかりにくいと感じている先生にこそ参加してもらいたいと思います。何より同世代の先生やご著名な先生と交流できる良い機会です。
研修医のための血液学セミナーは基礎の内容から学べるため、2-3年目で受講するのがちょうどよいレベルに設定されているように感じました。グループディスカッションはこの世代で参加する勉強会では中々ないので、設定されているのが良いです。
血液学会主催の他のセミナーとして若手臨床血液学セミナーがありますが、対象学年が専門医レベルと提示されているように、こちらは最近の知見なども踏まえた話が中心でした。専門医になる前の4,5年目頃からはこちらの方が面白いかと思います。こちらでは希望者だけですが顕微鏡実習があり、それが非常に興味深かったです。

血液内科医として後輩に伝えたいこと!

私は初期研修医のローテートで血液内科に魅了され進路を決めました。日々進歩する血液学はいつまでも興味深く、基礎研究を始め新たな見方や奥深さを知り、喜びと厳しい局面いずれも経験する臨床の場では患者さんから学ばせてもらい続けています。いつまでも新鮮な気持ちで関われ飽きないのが血液内科だと思います。忙殺されたり、患者さんの人生を左右する決断の度悩んだりと、決して楽ではないこともたくさんあると思いますが、学ぶ楽しさを忘れず一緒に頑張っていきましょう。

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